ただ最近は、糖尿病を患っていなくても、痩せることを目的としてマンジャロを打つケースが急増しているのだ。美容系のクリニックでは、自由診療でこのマンジャロを処方してくれるところが多数あり、とにかく痩せたいという若い世代では急速に広がっている。SNS上ではマンジャロを体験して短期間でのダイエットに成功したという投稿があちこちに見られ、使用を堂々と公言している有名インフルエンサーもいる。

 このマンジャロを入手するにはクリニックで診察を受けて、処方してもらう必要がある。自由診療でも、数万円程度で入手することができるが、さすがに無制限に処方されるわけではない。あくまでも痩せる必要がある人に向けた薬であるため、身長と体重のバランスを数値化した指標であるBMIの数値で判断し、標準体重に近い人は処方を受けられないこともある。

写真はイメージ ©graphica/イメージマート

診察なしでクリニックがマンジャロを処方…関係構築に利用も

 このマンジャロを付き合いのあるクリニックからスカウトが大量に仕入れ、自分が担当している女性などに渡しているというのだ。

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「風俗嬢や夜の店で勤務している女性は、とにかく簡単に痩せたいと言ってマンジャロを欲しがるんです。自分でクリニックに行けば処方してもらえるとしても、もっといっぱい打ちたいとか、あとはそもそも診察を受けるのが面倒くさいとか、理由はいろいろですが……すごく需要はありますよ」

 こう話すのは、ナチュラルとは別のスカウト組織のメンバーである。マンジャロを仕入れる方法だが、女性を患者として何人も紹介しているクリニックが便宜を図ってくれるのだという。本来なら必要である診察をしなくてもマンジャロを処方してくれたり、おカネさえ支払えば定期的に販売してくれたりするところが、複数存在すると説明した。

 ナチュラルの佐伯に確かめると、やはり自分で扱っていた。

「マンジャロは、女の子と繫がっている以上は欠かせないですね。僕の場合は、女性を紹介することで繫がりができているクリニックが2~3あるので、そこの繫がりで多めに手に入ります。それを自分が担当している女の子に渡すんですけど、自分の場合は大量に渡すことはしません。だいたい、それぞれの女の子と月に1回くらいは本人のケアも含めてご飯食べるんですけど、その時に1本をただであげるようにしています。そうすると、すごく感謝されるし、次また欲しいと言われて頼られるので、関係が深くなるんです」