「病気のことは最初に言ったんですよ」交際4年目のパートナーが見せた反応
――もりひさんには、パートナーがいらっしゃいますね。
もりひ 専門学校で出会って、今年で4年目ですね。こないだ交際3年の記念日を迎えたばかりで。週1で会ってて、先週は水族館に行きました。
病気のことは最初に言ったんですよ。つき合う前に飲みに行ってたりしたときに、20歳ぐらいで言ったかな。僕も再発しないと思ってたんでつき合ったんですけど。
彼女、めっちゃ親身に聞いてくれて。なかなかいないじゃないですか、自分の病気のことを言って、親身に聞いてくれる子って。「あっ、この子、いい子やな」と思って。そしたらどんどん仲良くなってみたいな。
――顔の変化には、どんな反応を。
もりひ 彼女は「で?」って感じでしたね。なんかね、悲観しないんですよ、それがすごく助けになってて。だいたい落ち込むじゃないですか。でも、「大丈夫やって。あんたは大丈夫やねんから。今まで大丈夫やってんから」みたいな。
もう相手も気づいていると思うんですけど、僕、彼女のことを第一優先でやってるんですよ。なんかもう大袈裟に言うと、彼女のためやったら命捨てられるぐらいのあれでやってるんで。
自分が病気になってから自分の人生をほったらかしにした時期があって、「どうせ死ぬんやったら誰かのために生きよう」と思って復活したんで。でもそれを相手も感づいているみたいで、「私のためじゃなくて、自分のために楽しんで生きてね」みたいなことを、この前言ってくれて。
「彼女がいなかったらとっくに死んでました」パートナーの支え
――パートナーの前では、元気な姿を見せたい。
もりひ そうですね。自分が病気で苦しんでいる姿を見せたくないんですよ。どんだけ痛くても。でも人間ってそういう時って、自分でも気づかずに荒れてると思うんですよね。
僕も痛い時って、めっちゃ口数も減るし。そのあたりも察して「ありのままで生きていいんやで」って何回も言ってくれますね。
そう言ってくれるけど、ありのままでおったら、僕、痛くて黙ったまんまですよ(笑)。めちゃくちゃ八つ当たりしてしまうかもしれない。でも、八つ当たりしたくない。そういう相手なんです。何なんですかね、これってね。難しくないですか?
――大きい存在ですね。
もりひ 間違いないです、ほんとに。というか、彼女がいなかったらたぶんとっくに死んでました、絶対。親より大事なとき、ありますから。入院したら毎回来てくれますね、お見舞いに。
――「ナカナイカノジョ」という曲も作られていますよね。
もりひ ああ、そうですね。お恥ずかしながら。がんが再発して、家族であったり、友人に伝えたら、みんな揃いも揃って泣いちゃうんですけども。それが辛くて。「なんでこんな周りの人を悲しませるんやろ」というときに、彼女だけ「私は泣いてないから頑張ってね」って言ってくれたときに、なぜか曲が書けたんですよ(笑)。
