――どんなアーティストが好きなんですか。
もりひ 「マカロニえんぴつ」って知ってます? 僕、ほんと大好きで。これはマジでどこにも言ってないんですけど、ツイッター(現X)のフォローが返ってきたんですよ、ボーカルのはっとりさんから。うれしくて発狂しました、マジで。ギターの田辺(由明)さんもインスタのフォローを返してくれて。
「興奮が痛みを上回るんです」ライブ中に痛みを感じなかった理由
――活動していると、うれしいことのほうが多いですよね。
もりひ いや、そうなんですよ。ヒカキンさんからもメッセージ来ましたし。「ヒカキンさん!!!!!」ってなりましたよ。「もりひさんのポジティブさは絶対誰かの力になっているんで」みたいなこと言ってくれて。
――ライブでファンの方々と初対面を?
もりひ 初めて100人を目の前にして震えましたね。やっぱり目の前にしないと実感ってわかないですね。ライブ後に100人と握手して終わったんですけど、東北とか九州とかから来てくれた人もいて「ここにいる全員が俺のために来てくれたのかよ。マジかよ」ってなりました。
――次のライブはいつに。
もりひ ライブハウスってけっこう空いてなくて、最短で土曜日で空いている日を探したら7月になっちゃって。で、7月にライブやるって言ったら、またアンチコメントが来て。「ああ、もう7月には死んでますね」「7月にはどんな姿になっているんでしょうか」とか(笑)。こっちとしては「ほっとけ、この野郎」ですけど。
――歌うとき、痛みは感じませんか。
もりひ まあ痛いですけど、アドレナリンですよね。興奮が痛みを上回るんです。ライブは1時間か2時間ぐらいですけど、もう終わったら倒れますね(笑)。こないだのライブは、家に帰ったら気絶するように寝ました。
――病気になったからこそ、ここまで活動できたと考えてもしまいそうですけども。
もりひ そのへん、ほんと複雑ですよね。でも、目立ちたがりなんで、このほうが良かったかもしれないですけどね。不便なことが多いですけど。
この病気って宝くじに当たるよりすごい確率なので。だから、地獄の宝くじみたいなのを引いてぶっちぎりの1等賞を取ったと思えば。
僕としてもどこへ向かってるんやろうなっていう。何になりたいかって言われたら、やっぱり歌って活躍したいが勝ちますよね。SNSを始めるまでは、歌なんて考えもしなかったです。病気の若者、それしかなかったです。
でも、道が開けましたね。閉じ籠もるんじゃなくて、この弱いところを出していけばいいんやって。
自分の動画を見て自分を励ましているみたいなところもあるんですよ、正直。自分がなりたいような自分の動画を撮ることで、それに向けて自分は動くしかないんで。
撮影=杉山秀樹/文藝春秋
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