いま、中年世代で「既婚者限定の合コン」がブームだという。彼・彼女らの大半の目的は恋愛、すなわち不倫である。

 異性との出会いといえばマッチングアプリがもはや定番となりつつあるが、なぜ中年世代は今さら合コンにのめり込むのか。「元ミスコンクイーン」の専業主婦で、既婚者限定の合コンにドはまりしているという人物のインタビューなどを、原田曜平氏による新著『中年中心社会 団塊ジュニアとポスト団塊ジュニア』から一部抜粋してお届けする。

画像はイメージ ©maruco/イメージマート

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大半が不倫目当て? 「既婚者限定の合コン」が大流行り

 まだ恋がしたい。出会いたい。今のミドル層の中で、そんな気持ちが表出し始めている人は何も未婚者に限らなくなっているようです。

 今、「既婚者合コン」なるものが静かな、しかし大きなブームになりつつあるようです(たくさんの団塊ジュニア世代の対象者へのインタビューの中でも、時に体験談として、時にまた聞きとしてこのイベントの話が出てきました)。

 「既婚者合コン」はその名のとおり、既婚者限定の合コンなのですが、主催者は企業。「キコンパ」「NEXT DOOR CIRCLE」「既婚者サークルMimosa」が有名どころだそうで、それぞれ「既婚者同士のパーティー」「既婚者が安心して楽しんで交流できる場所」「既婚者限定の合コン」を謳い、アクセスしやすいターミナル駅周辺などの部屋を貸し切って開催されることが多いようです。

 参加するのは簡単なようです。サイトにアクセスすると、日々さまざまな場所(時間貸しのホテルの会場、中規模の商業ビルの1フロア、など)で行われている合コンがずらっと出てきます。平日・休日、日中・夜、年齢縛り(30~40代中心だが50代以上も参加可能)や職業縛り(医者や弁護士などハイステータス限定)があるものや、数十人の大人数から数人まで、人数規模もさまざま。その中から、参加したいものを予約します。

 名前や年齢など簡単な入力は必要ですが、必要最低限以上の個人情報を入力する必要はありません。会員登録やクレジットカード登録なども不要。当日は受付で身分証明書を提示して目視確認されたら、会費を支払うだけ。男性のほうが女性よりずっと高い料金が設定されています。

 要するに、「出会いの場」を提供するサービスです。その意味では「街コン」に近いと言えば近いですが、やはり「既婚者限定」であるのがポイント。多くの参加者の目的は、おそらく恋愛。不倫です。もちろん、飲み友達や食事友達を作りに来ている人も中にはいるでしょうが、これらは多くの人にとってメインではないかもしれません。