ここで私が言いたいのは、どんどん不倫しよう……ということではもちろんありません(そんなことは倫理的にあってはならず、おそらくご家族が苦しむことにつながるケースも発生しているであろうことから大きく問題視しています)。それほどまでにミドル層が──結婚していたとしても──異性との新しい出会いを積極的に求めているという事実です。
恋愛に旺盛。恋愛至上主義の人もいた最後の世代として、まだ全然、枯れていない人も多いようです。このイベント自体は大いに否定されるべきですが、既婚者合コンの調査を通して中年のエネルギーの源やその程度を知り、他のもっと有意義な活動に転換していく可能性を考えてみたいと思います。
「心に隙間が……」既婚者合コン常連女性が明かす赤裸々なホンネ
ここで、インタビュー調査をさせていただいた、既婚者合コンに参加しまくっているという団塊ジュニア世代の女性、Lさんを紹介しましょう。お会いしたときの服は胸元がぱっくり。化粧もばっちり。夜な夜ないろいろな既婚者合コンに行かれているようです。ご自身は専業主婦で夫は大手企業勤め。郊外のマンション住まい。子供は大学生だそうです。
東京都内で生まれ育ったLさん。スマホには30年以上前の高校時代(!)に、ミスコンでクイーンになったときの写真を保存していて、いつでも人に見せられる状態にしていました。若いころは都心で派手に遊ぶほうで、かなりおモテになったご様子。男性にちやほやされていた栄光の時代が、今でも忘れられないそうです。
実は芸能の道に進みたかったLさん。しかし親御さんが非常に保守的だったこともあり、高校を出たら仕事に就かずに早くに結婚、専業主婦を20年以上続けてきました。その間、ダンス教室に通うなどの趣味活動を行っていましたが、子供が成長するにつれて徐々に手離れし、さりとて夫は土地持ちではあるものの、お堅い職業で面白みのある方ではなく、ここ数年は「心に隙間ができていた」そうです。
そんなとき、人に誘われて参加してハマったのが既婚者合コンだったそうです。複数の会社のサービスを縦横無尽に駆使し、会で知り合った女性を誘ってまた別の合コンに行く、を繰り返す日々。現在は、会で知り合った男性複数と長期的に「お付き合い」をしており、しかし新しい出会いの模索も継続中です。好みはテレビ業界人とのこと。
つくづく思ったのが、彼女が欲しているのが「女性として見られる実感」だということ。これが男性なら当然「男性として見られている実感が欲しい」になります。このようにミドル層には、50歳を過ぎようが、家庭があろうが、気持ちのうえでは隠居したくない、枯れたくない、という人も少なくないようです。その潜在的な欲求を、非常に簡単な手続きで叶えられるのが既婚者合コンというサービスというわけです。
