30分×4テーブル、2時間が経過すると終了。男性だけが先に会場から出され、エレベーターで階下へ。その後、女性が帰りますが、一部の男性は先ほど合意が取れた女性とともに(あるいはグループで)2軒目に行くようです。思うにこの時間差退出の意味は、

(1) 男性が「待ち構える」形になるので、女性からガツガツ行く必要がない(旧世代的な意味での「女性のメンツ」が保たれる)

(2) 女性が会場のトイレで化粧直しをする間、男性が「次の店」を押さえる時間が確保できる

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 ではないでしょうか。

 では、ミドル層のリアルをお伝えしましょう。どんな参加者がいて、どんな話をしていたかを以下に紙上再現してみます。私は8人の女性全員と会話ができましたが、会の仕組み上、他グループの男性陣とはあまり話ができなかったので、そちらに関しては一緒に参加したこの本の編集者さんと構成さんからのヒアリングに頼りつつ描写しますが、完全ではないことをご了承いただければと思います。

「夫には『友達とご飯に行く』と言ってきました」と語るAさん

 女性の友人と一緒に参加するつもりだったものの、その友人が病欠してしまい、急遽単身参加になってしまったというAさん。少し前まで会社勤めでしたが、今はフリーランスとして在宅勤務です。既婚者合コンは過去に参加した経験があり、今回夫には「友達とご飯に行く」と言ってきたとのことでした。

夫に嘘をついてまで参加したというが、ノリが悪かったAさん 画像はイメージ ©gimayuzuru/イメージマート

 都心に夫とふたり暮らしで、子供はいません。趣味はスマホゲームと、定額制動画配信サービスでのアニメ鑑賞。外見は服も顔も地味で、大変失礼ながら表情に乏しく、一見、幸が薄そうに見られるタイプかもしれません。常にじっと押し黙っていて、話しかけられるのを待っています。

 こちらからいくら話題を振っても、話がストップしてしまう。言ってしまえばノリが悪い。声も小さい。リアルの友達は「2人だけ」とのこと。話していて感じたのは、彼女の自己肯定感がとても低いこと。同じテーブルのBさんのほうが外見的に華がある不運も手伝ってか、多くの男性がBさんとばかり話そうとするのを、ばつが悪そうに眺めていました。