のどかな住宅街のそば屋にしては意外なメニュー

 メニューをみてみよう。冷たいつゆの部から。そばの量は小300g、並400g、大600gの3種類から選ぶ。

冷たいつゆの部

 小・並は「天ざる蕎麦」「豚肉とろろ玉蕎麦」1170円、「ラー油肉つけ蕎麦」1050円、「とろろ蕎麦」980円と続く。「ざる蕎麦」630円と安いし、チャレンジ系「キロ蕎麦」1220円もある。

 温かいつゆの部はこちら。

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温かいつゆの部

「鴨せいろ蕎麦」1400円、「天ぷら蕎麦」1310円、「肉蕎麦」、量がすごいと話題の「カレー蕎麦」1200円、「とろろ蕎麦」1120円、珍しいメニュー「豚まぜ油蕎麦」1100円、「かけ蕎麦」780円など。

 天ぷらは「天だね(海老1尾・野菜7種・天つゆ付)」720円と破格の安さ。「かしわ天」190円、「半熟玉子天」100円、「コロッケ」90円などもある。

天ぷらのメニュー

 通常の町そば屋でみるようなずらっと並ぶメニューではない。ごはん物も置いていない。その代わり「ラー油肉つけ蕎麦」、「豚まぜ油蕎麦」などの新しいメニューも取り入れている。つまり、人気筋のメニューだけに絞って営業している。

慣れた手つきでタッチパネル式券売機を操る年配のお客さん

 待つこと10分ほどで入店となった。店内は広めの小あがり4人掛けが2つ、他は2人掛けのテーブルが6つほど。ゆったりとした造りである。家族連れや年配の夫婦が多い。

 入口すぐ右手に券売機が置いてあった。お客さん達は慣れたもので、年配者でもパネルタッチで注文を行っている。持ち帰りにも対応している。

年配者でタッチもパネルで注文を入れている

 そこで気が付いたことがある。ホールに従業員がいない。

 若店主の平山英之さん(45歳)と先代店主の平山修吉さん(78歳)の2人が厨房で切り盛りしているだけである。そして壁には次のようなことが書いてあった。

・令和7年産新そば北海道キタワセ種
・ご注文は券売機でお願いします。
・お水・お茶・お酒・ジュースもセルフサービスでお願いします。
・薬味・調味料などご自由にどうぞ。
・受渡し口
・返却口

 つまり、券売機の発注データが厨房に自動で伝わっており、店主達はそれに基づいて調理を開始する。そして、お客さんはセルフスタイルで注文品を受け取る。

スムーズなオペレーションのために最適化されたシステム

 薬味やお茶・お酒もセルフで用意する。そして食べ終わったらセルフで返却する。

お茶も取り皿も追加のお猪口もセルフ

「薬味ネギ」は氷水で冷やして提供している。

「薬味ネギ」は氷水で冷やして提供

「たぬき」ももちろんフリー。「にんにく酢」「温かいそば用の返し」「冷たいそば用の返し」もある。「しょうが」は天ぷらにも使える。「にんにく」も常備されている。「フライドガーリック」、「フライドオニオン」は「ラー油肉つけ蕎麦」、「豚まぜ油蕎麦」用だとか。

「フライドガーリック」、「フライドオニオン」も

 他にも「塩」「岩塩」「一味」「七味」「ブラックペッパー」などの調味料もたくさんある。「蕎麦湯」もご自由にどうぞ、という具合。

蕎麦湯が最高にうまい

 後述するがこの「蕎麦湯」が凄かった。