ドトール・コメダがぶつかった壁も、乗り越えられる?

 カフェ業界3強で圧倒的な店舗数を誇る「スタバ」「ドトール」「コメダ」は出店しすぎて今や飽和状態に達している。密集地帯だと、新宿エリアだけでもスタバ・ドトールが30軒近く出店しており、これ以上の出店はカニバリに繋がりかねない。

 そこで各社は、新たな看板となる「サブブランド」に取り組んでいる。例えばドトールなら、邸宅風の広々とした店舗が特徴の「ドトール珈琲農園」、コメダなら、あんみつ・五平餅などの和食スイーツが豊富な「おかげ庵」などが該当する。

「おかげ庵」。コメダ珈琲のセカンド・ブランド筆頭だ(筆者撮影)

 既存店で飽和した地域でも、別ブランドならカニバリを起こさず、双方が順調に出店できる――と思いきや、そううまく行くわけでもない。例えばドトール珈琲農園・おかげ庵は全国20店を越えず、爆発的な成長を見せる気配も今のところない。

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 その点、C-Unitedは、1970年創業の珈琲館に加え、2021年にベローチェ(株式会社シャノアール)、2023年にクリエ(株式会社ポッカクリエイト)が合流した経緯があり、それぞれのブランドがすでに強固な顧客層を有していた。極端に言えば各ブランドが至近距離・横並びで出店しても良いわけだ。そう考えると、C-Unitedが目標とする「2030年までに合計1000店」はかなり現実的である。

ベローチェの「焼きたてサンド」(筆者撮影)

 こうした特徴は、フランチャイズオーナーにとってもきわめて好都合である。「クリエのオーナーが珈琲館を開業」「ベローチェオーナーがクリエを開業」といった具合に、フランチャイズからメガフランチャイズに進化してもらいやすい。