1歳で小児がん「ユーイング肉腫」と診断された愛迷(あいまい)みんみんさん。生涯上限の放射線治療と「世界で2番目にきつい抗がん剤」による闘病を乗り越え、今年30歳で無事に出産を果たした。
幼い彼女はいかにして過酷な治療を生き抜いたのか。常に笑顔で看病を続けた母の隠された涙と、自らの病の深刻さに気づいた日の知られざるエピソードなど、壮絶な幼少期のリアルを語る。
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1歳のときに発覚した希少がん「ユーイング肉腫」
――ご出産、本当におめでとうございます。ただでさえ出産は命がけですが、深刻な持病をお持ちとのこと、ご不安も大きかったのではないですか。
愛迷みんみん(以下、愛迷) ありがとうございます。私は子どもを望んでいましたが、夫はいつも私の身体を心配してくれて、「身体に負担がかかるから心配だ」と言っていました。幼い頃から放射線治療などをしてきたので、妊娠ができたことが幸運だなと今振り返っても思います。出産は、妊娠34週0日で帝王切開にて行って、いまは元気な男の子との生活が始まっています。
――さきほど、幼い頃の闘病の話が出ました。1歳で希少がんが判明したとのことですが、どのように病気が見つかったのでしょう。
愛迷 はい、私は広島県に生まれたのですが、1歳2カ月でユーイング肉腫になりました。両親の話によると、1歳までは普通の元気な子だったようです。ただ、1歳を過ぎたあたりから微熱が1カ月以上も続いたそうで。
最初は近所のかかりつけ医に行きましたが、「風邪でしょう」とのことだったのですが、あまりにも微熱が長いし、鼻水などのほかの感冒症状もなく、母が不安感にかられて医師を説得してレントゲンを撮ってもらったらしいんです。医師もかなり渋々応じたらしいのですが、X線写真には胸部に白い影が写ったとのことでした。
――それが、悪性腫瘍だった。




