壮絶な闘病を経て臨床検査技師となった愛迷みんみんさん。しかし、心不全による極度の疲労やヘルプマークが見過ごされる「見えない病気」ゆえの苦悩に直面する。恋愛においても、傷跡や病気を理由に男性が離れていき、医学生からは残酷な言葉を浴びせられ……。
失恋を経て絶望の淵にいた彼女は、いかにしてありのままの自分を愛する現在の夫と出会い、結婚に至ったのか。
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母親の大けがをきっかけに臨床検査技師に
――愛迷さんは臨床検査技師の資格を持っていますよね。やはりご自身の持病がきっかけでしょうか。
愛迷みんみん(以下、愛迷) 実はそうではないんですよね……! 高3のとき、私は側弯症の手術をしたんです。というのは、やはりこれも放射線の影響で、身体の左側だけが成長していないために骨が歪んでしまっていて。
手術前日が私の誕生日で、見舞いに来た母が「明日はケーキを買ってくるね」なんて言ってくれていたんです。ところがその帰り道、原付に乗った母が10トントラックにぶつけられて意識不明になり、私が入院している病院に救急搬送されてしまって……。一命は取り留めましたが、この事故によって母は片足を切断することになってしまいました。
今度は私が、同じ病院のICUに入院する母の見舞いに行くことになって……。その母が快復していく過程で関わってくれた医療従事者の仕事を見ていたのが大きいと思います。
その後、なかなか進路を決めないでいる私をみて、高校の同級生がパンフレットを持ってきて「この中ならどれがいいの?」と聞いてくれて、臨床検査技師のパンフレットを選び取ったんですよね。



