愛迷 本当になにひとつ気にしていない様子でしたね。過去にユーイング肉腫を経験していることを告げて、全部話したのですが、「そうなんだね」と。実際に身体を見せたときも、「見せてくれてありがとうね」と感謝の言葉を伝えてくれました。

 これまでは驚いた表情をされることばかりだったので、彼の反応に安心することができました。

2026年3月12日に第一子を出産した愛迷みんみんさん

病気や傷跡を知ってフェードアウト…

――これまでの恋愛では、病気のことや、あるいは傷跡などで関係性がうまくいかない経験をしてきたわけですね。

ADVERTISEMENT

愛迷 単刀直入に病気を理由として断られたことは、1回だけです。だいたいの場合、病気の話をしたり、傷跡をみて、フェードアウトしていく感じでした。

――むしろ明確に病気を理由に断ってきた男性が気になります。

愛迷 私が社会人、その男性が医学生でした。彼は循環器の医師を目指して勉強していて、医療を志す人なので信頼できると思って病気を打ち明けたんです。すると、「治らない病気を持っているので、別れよう」と切り出されて。他にもいくつか言われた理由があって……。「(愛迷さんが)知的レベルが低いから合わない」とかそうしたことを言われ……結構混乱してしまったのを覚えています。

――それは悲しくなりますね。これまで病気や傷跡があることで離れていった男性に対して、今はどう思っていますか。

愛迷 自分の努力では変えられないことを理由に振られてしまって、ただ悔しくて悲しかったですね。ただ、そうやって振ってくれたお陰で、いま幸せな結婚ができているので、現在ではむしろ「振ってくれてありがとう」とさえ思えてもいます。もちろん、あのときの自分はつらかったですけどね。

 いまは「ああでもない、こうでもない」と育児に必死で、日常生活では当時を思い出す暇もないのですが。

次の記事に続く 「20代後半で亡くなる人も多い」医師の言葉を乗り越え30歳で出産…余命宣告を受けた小児がんサバイバーによる“子育て”の実情

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。