30代も無事に生き抜いて…

愛迷 現実は厳しいもので、他科の先生から「20代後半で亡くなる人も多いからね」というようなことを言われ、「長く生きられないんだ……」と落ち込んだこともあります。ネガティブになる要素は山ほどあって、深刻に考えるとどんどん暗くなってしまいます。

 一方で、私はこれまで、本当に多くの周囲の人々に支えられて、何度も奇跡的に復活をしてきました。「そんな強運を持った自分だから大丈夫」――たとえ再発しようが、別のがんになろうが、乗り越えられるはず。そんな強い気持ちで未来を切り開こうと本気で考えています。

――「20代後半で亡くなる」可能性との医師からの厳しい言葉がありましたが、愛迷さんは現在30歳です。率直な気持ちは。

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愛迷 ここまで来られたなぁ、としみじみ思いますね。そして30代も無事に生き抜いて、どこかで考えてしまうその呪詛を拭い去りたいですね。

幼少期の愛迷みんみんさん

我が子に伝えたいこと

――壮絶な生命のバトンがあってお子様が誕生しました。どんな思いをこれから伝えたいですか。

愛迷 私がSNSに出産報告をしたとき、4万人を超える人から「いいね!」をいただいたんです。そのなかには海外の方からのものもあって。「あなたは世界中から祝福されて生まれてきたんだよ」ということを伝え続けたいと思います。子どもが成長していく過程で「この家に生まれてよかったな」と思えるような環境を作ることが、親である私の使命だとも思います。

 そして、母である私はたいへんな病気を経験したけれど、私を助けてくれた多くの人たちのおかげで生きることができて、今あなたが生きているということは理解してもらいたいですね。生命が尊いもので、まず自分を愛してほしい。いま私に伝えられることは、こんなところでしょうか。

次の記事に続く 1歳で「世界で2番目にきつい抗がん剤」を投与された女性が30歳で出産…小児がんサバイバーが明かした“壮絶な幼少期”とは

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