K-POP「第4世代」を牽引する「TREASURE」
TREASUREはYG主催のデビューサバイバル番組『YG宝石箱』(2018年放送)を経て結成され、2020年8月7日に正式デビューを果たしたボーイズグループだ。現在は韓国人メンバーと日本出身メンバーで構成される10人体制で活動している。
デビューシングル「BOY」は発売当日に世界19カ国のiTunesチャートで1位を獲得。新人としては異例の快挙を打ち立て、K-POP第4世代を代表するグループの一つとして、瞬く間に注目を集めた。韓国・日本の双方でファンダムを持ち、日本での番組出演や公演も積極的に行っている。
TREASUREの魅力はパフォーマンスの完成度の高さだけでなく、メンバーそれぞれが際立った個性を持つことにある。韓国で結成されたK-POPボーイズグループでありながら、日本出身メンバーが複数在籍するという珍しい構成も特徴的だ。それまで韓国人(北米の移民含む)のみのボーイズグループを作り続けてきた当時のYGにとっては、異例の戦略だった。この“日韓ハイブリッド体制”こそが、今日のグローバルな成功を支える一因となっている。
中3でオーディションに合格…突きつけられた「言葉の壁」
ヨシが夢を現実に変えるべく本格的に動き出したのは、中学3年生のとき。YG JAPANが開催したオーディションに挑戦し、見事合格。以来、練習生としてデビューを目指す生活が始まった。
だが、夢への道は険しく、最初に立ちはだかった壁は「言葉」だった。デビューサバイバル番組『YG宝石箱』は、デビューをかけた練習生たちのバトルを生々しく追った番組であったが、筆者の印象では彼の露出は決して多い方ではなかった。「Treasure J」という日本から来た練習生チームの“リーダー的存在”として期待されながらも、実力者揃いの練習生たちの中で埋もれかねない状況だった。



