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「お客さん、5000円ぽっきり!」
歌舞伎町で何か物ほしそうに歩いている酔客にキャッチが「お客さん、5000円ぽっきり!」と声をかけて店に連れていく。ホステスが客の横につき、鼻の下を伸ばしてグラスを干し、いざ会計になると、10万の請求が突きつけられる。
このとき、客からぼったくったカネの2割はキャッチにバックされる。
20数年前、歌舞伎町のぼったくり店に友人が連れ込まれそうになり、私があとを追い、結果的に2人で18万円ぼったくられそうになったことがある。熱くなった相棒をなだめ、両者の間に入った格好になった私は、奇跡的に3万円で切り抜けた。
「その店どの辺ですか? うちの系列店かな?」
「たしか、コマ劇場そばで3階にあった……」
「 (小声で)うちに近いなあ」
「『V』という店名だったような……」
「ああ! そこはうちのライバル店」
稼いだカネは酒と遊びに費やした。
「とにかく遊び好きだから。ゴルフ、野球、アウトドア、女、酒、麻雀、なんでもやります。付き合ってるおねえちゃんは4人」