「ずっと胃の調子が悪くて、病院に行ったら…」

 数か月かけてトレーニングに励み、本番ではギリギリの状態で練り上げた戦略と判断を繰り返し、その上でも限界以上のメンタル勝負になる――。まさにそれは、トップアスリートそのものだ。

 ただ、これほど体に負荷を掛ければ、とうぜん大会後にも影響が及ぶ。

「現役時代は若かったので、基本的には多少無理をしてもすぐに体は回復するんです。でも、終わった直後はしばらく食欲も湧かないし、ずっと胃もたれしているような状態が続きます。トレーニング中もずっと胃の調子が悪くて、病院に行ったら胃炎と食道炎だったことも。

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 医者には『暴飲暴食はダメです』と言われたんですけど、言うて再来週は大会だし、まあいいか、って。若気の至りですね(笑)」

 かくの如く、厳しい戦いの舞台に身を置いていたジャイアント白田。話を聞くまでは、「大食いに引退ってあるの?」などと思っていたが、不明を恥じるばかりだ。過酷なトレーニングと緻密な戦略の帰結が、あのフードバトルだったのである。

トレーニングしなければ一般人と変わらない

「大会に出るために胃を広げているだけなので、普段は普通ですよ。いや、普通よりは多いかな(笑)。でも、飲食店に行くとジャイアント白田が来たからってサービスしてくれたりする。普通に食べられないから(笑)、それは困りますね」

 取材の数日前に臨んだテレビ番組の収録。そこでも当然白田の仕事は食べること。いまはもちろんトレーニングなどしておらず、胃袋のサイズもほとんど一般人と変わらない。だから、「自分なりには頑張りましたけど、オンエア上はぜんぜん食ってねえなって感じになっていると思いますよ」と笑い飛ばす。

「ラグビーとかやっている大学生に比べたら、いまはぜんぜん食べてないですよ」

 ジャイアント白田のこの言葉から、かえってフードバトル最前線の戦いの厳しさがうかがい知れるのである。(つづく)

次の記事に続く 「背中からポコッと、内臓が飛び出してきて…」ジャイアント白田が明かした、一般人サイズの胃袋を11キロにする“衝撃のトレーニング法”

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