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教会は捜査機関に強く抗議
教会側はすぐにカトリック系ニュース通信『東星ニュース』で「噂されているベルギー人神父は、8日も9日も他の神父と行動を共にしていたことがわかったので、事件とは無関係である」と声明を発表し、捜査機関に強く抗議した。
警察はこの一件で態度を硬化させた教会側を説得し、弁護人とバチカン大使立ち合いの下という条件付きで5月11日から教会内で任意聴取を行う。
このとき調べを担当したのが、後に吉展ちゃん誘拐事件で犯人を自供に追い込んだ警視庁捜査1課の平塚八兵衛だ。
しかし、ベルメルシュ神父は日常会話には応じるものの、話が事件に及ぶと一切の関与を否定する。
曰く、英国滞在中の武川さんに手紙を送ったことはあるが、あくまで修道士として個人的な身の上相談の相手になっていただけで、同封した切手もドン・ボスコ出版の人たちで彼女を喜ばせようと発案して1千円分近くの珍しい記念切手を一度送っただけである。
車(ルノー)で武川さんを寄宿先近くの京王線明大前駅付近まで送った際、車が故障し修理してもらったことは事実だが、その際、彼女から「英語で書かれた都内の地図が欲しい」と頼まれ、後日、武川さんの住まいを中心とした略図を書いて送った。おそらくBOACに提出するものだと思っていた。