「時代が変われば、国民の意識も変わります。『国民統合の象徴』なのだから、天皇の在り方が変わるのは当然のことです。愛子天皇を望む声が多く、ご本人もそれを受け入れるのなら、それでいいじゃないですか」
そう語るのは、ジャーナリストの江川紹子氏(67)だ。
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なぜ「男系男子」が大前提なのか
私は特に皇室の専門家ではありませんが、かつて『週刊文春』を含むメディアに結構たたかれていた頃から、個人的にはずっと“愛子派”でした。愛子さま自身は天皇になるべく育てられたわけではないでしょうが、両陛下の思いを継いで、次世代として戦争の記憶を紡ぎ、被災地に寄り添っていこうとされる姿には確かな資質を感じます。
そこで女性天皇を容認する声が世論の8〜9割にも達しているにもかかわらず、自民党を中心とした保守派が「男系男子」を大前提として皇室典範改正の議論を進める現状には疑問があります。男系男子の数を増やすため、民間人である旧皇族の方に養子になって皇族に復帰していただく案も浮上していますね。
「愛子天皇」への納得感は高い
そうした考えの方々はDNAにこだわっているのかもしれませんが、DNAだけで天皇になるわけではありません。生まれ持った資質に加え、教育や環境が天皇を作るのでしょう。それに、現代の天皇制はある種、みんなの納得の中でできているものだと思います。人の気は変わりやすいので、かつてのバッシングを思い起こすと、今の愛子さま褒めの世論もいつ手のひらを返すか分からない、という不安がないわけではないですが、誠実に務めを果たされている姿に、次世代の皇室を担う存在として納得感を深めている人々は増えていると言えるんじゃないでしょうか。あと、ご本人の意思も大事で、国民が自分たちの思いを押しつけてはいけない。ただ、その両方が合致した時、「愛子天皇」を否定する理由はないと思います。
それより、仮に全く違う教育を受け、自由な環境で生きてきた人をいきなり引っ張ってきて皇族にしても、本人も大変でしょうし、国民がそれで納得するのでしょうか。

