同書は、さらに続編も出ている。『人生というクソゲーを変えるための哲学と坐禅』。坐禅に救われたと述懐する著者が前作を踏まえ「ゲームを降りるゲームもやめて、遊びに出かけよう」と誘う。曰く、「『人生を改善させたい』という病気がようやく治った」。それは私もあやかりたいところだ。人生丸ごと競争に囚われ、比較と評価の枠組みに絡め取られ、走りたくもないのにラットレースで走り続けてしまった我々こそ、読まないわけにはいかないだろう。

河崎 環(かわさき・たまき)
コラムニスト
1973年、京都府生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。時事、カルチャー、政治経済、子育て・教育など多くの分野で執筆中。著書に『オタク中年女子のすすめ』『女子の生き様は顔に出る』ほか。
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