地中海を想起させるような駅舎と港のエリア

 現在の宇野駅は、1994年に建てられた駅舎だ。オレンジ色の屋根と白い壁が青い空と海によく映える。

 

 すぐ隣の交番や駅前広場の公衆トイレまで似たようなデザインで統一されていた。どことなく、地中海を想起させるような宇野駅だ。

 駅の南側には外国人観光客が消えていった港がある。国道30号を渡れば、もうそこが港のエリア。南に向かって大きく海に突き出す突堤の先に行くと、手の届きそうな近くに直島が見える。

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 このあたり、かつては宇野と高松を結んでいた宇高連絡船の桟橋エリアだ。

 宇野駅に着いたお客はそのまま桟橋に向かい、待ち受けていた船に乗り継いだ。さらに突堤の東側に向かっても、貨物用のエリアを含めて広大な鉄道用地が広がっていたようだ。

 

 が、そんな面影はほぼ完全に消え失せているといっていい。

 観光客向けのホテルがあったり、線路沿いの大通りにはヤマダデンキがあったり。路地に入ると工場群。これは連絡船現役時代からの施設なのだろう。

 反対に、宇野駅のすぐ西側。こちらには、武骨な工場群とはうってかわって昔ながらの商店街になっていた。

 メインストリートは築港銀座などと呼ばれ、ひと昔前まではアーケード商店街だったという。いまでも古い旅館や飲食店などが軒を連ねている。