現在放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。ゆかりの城として今回訪れたのは、兵庫県養父市の「八木城」だ。

本丸西端の石垣 ©︎今泉慎一

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滅びたはずの別所家の末裔が城主に

 大河ドラマ『豊臣兄弟!』でも2回にわたって放映された三木合戦。2年にも及ぶ籠城戦は1580(天正8)年1月、三木城主・別所長治の自害により幕を閉じる。

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三木市の法界寺境内にある、別所長治公墓には辞世の句が刻まれた石碑が立つ

 織田信長に叛旗を翻した別所家も、これにて家名断絶……かと思いきや、そうはならないのが歴史の面白いところ。長治の叔父・別所重棟(しげむね)は、元々、謀反に反対し家中を割って織田方についていた。合戦の終結時には、長治に降伏を促す使者も務めている。

別所重棟役の忍成修吾(大河ドラマ公式Instagramより)

 そして、三木合戦から7年後の1585(天正13)年、但馬国(現・兵庫県北部)に1万数千石の領地を与えられる。重棟の但馬での居城が八木城だ。というわけで、今回は、別所家の知られざる「その後」を訪ねてみたい。