佐野海舟(25)が海外に旅立ち、飛躍する夜明け前の話だ。

「あいつは、(代表に)行くよ」

 昌子源は、米子北高校の後輩にあたる佐野のことをそう評した。

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 2023年シーズン、昌子は佐野と鹿島アントラーズで1年間一緒にプレーした。佐野の体の強さ、高い守備力、センスあふれる攻撃力、そして豊富な運動量に感嘆し、タイプは小笠原満男と異なるが、昌子が見て来たなかでも「ピカイチのボランチ」だったという。

 鹿島でボランチのレギュラーを射止めた佐野は、急激に株を上げて行く。

©JMPA

「佐野回収」とも言われるボール奪取力を評価され、日本代表に招集

「佐野回収」とも言われるボール奪取力などで周囲を驚かせ、2023年11月、追加招集ながら初めて日本代表に招集された。ミャンマー戦でデビューを果たすと、2024年元日、1月中旬から始まるアジアカップに向けての壮行試合では初のスタメン出場を果たす。

 アジアカップ初戦のベトナム戦で途中出場を果たし、その後、代表のボランチのレギュラー争いに参戦していった。

 24年7月、ブンデスリーガ1部・FSVマインツ05への入団が発表された。ドルトムントで活躍した香川真司に憧れ、念願だったドイツへの海外移籍が実現したのだ。

 しかし、その数日後、衝撃的な事件が報じられた。