公式記者会見で指名されるコツとは?

 12時の『HOPE』公式記者会見へ。この映画では、1980年代初頭に韓国の田舎町ホプが強大なエイリアンに襲われ、市民が車にあるだけの銃器を載せて戦うのだが、その姿がどこか光州事件を思い起こさせる(『タクシー運転手』など韓国映画で観てきた光景だった)。これについて監督のナ・ホンジンと韓国の俳優たちに聞いてみたくて手を挙げていたら、最後の最後にようやく質問をすることができた。が、ナ・ホンジンの答えは「全くそれはない」とあっさり。ハンター役で大活躍するチョ・インソンも「僕たちも演じている時にその意図は感じなかった」と語ったが、ナ・ホンジンが付け加えて「森の中のシーンを撮るため3ヶ月韓国を離れており、その間にセットデザイナーが町を作り込んでいたのだが、自分の想像以上に破壊されていた。映画というのは時として、思いがけぬ方向に行く」と答えてくれた。

『HOPE』公式会見(撮影:筆者)

 ところがこの5月18日は光州事件が1980年に始まった日。韓国映画を専門とする友人にそれを指摘されて、ちょっと震えが来てしまった。韓国ではこの夏、日本でも来年には公開されるので、観た人にどう思うか聞いてみたいものだ。ちなみにカンヌの公式記者会見で指名されるコツのようなものが、20年通って最近ようやくわかった。それは司会者に向けてではなく、中継カメラの後にいる会見担当者の目を見て、アピールすること。それもできるだけ会見開始前に。そうすると彼女が事前に「あなたは何番目」という感じで合図をしてくれる。ただし会見は40分程度なので、自分の番が来ないこともままあり。

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 今夜日本に帰る知人とランチした後は、ケイト・ブランシェットらによる難民映画基金の記者会見。ユニクロやロッテルダム映画祭の基金などが資金を出し、難民経験のある監督の短編映画制作を支援するというもの。とても意義深いのだが、お腹が痛くなってきて、話が頭に入ってこない。まずい。『急に具合が悪くなる』、だ。お昼に食べたタルタルステーキのせいかしらん。

ケイト・ブランシェットらによる難民映画基金の記者会見(撮影:筆者)