佐藤三吉が世を去ったのは、昭和18年(1943年)6月17日。没してから、今年でちょうど83年になる。郷里の大垣では今も「外科の佐藤」として、郷土の偉人に名を連ねている。日本の近代外科を築いた一人を、ドラマは今井益男というヒロインの対立者として描いている。その人物像をドラマがどこまで深く見せてくれるのか、今後も見届けたい。
・参考資料
アジア歴史資料センター「佐藤三吉外二名医科大学教授ニ任叙ノ件」、東京大学文書館デジタル・アーカイブ「佐藤三吉関係資料」、東京大学医学部脳神経外科「沿革」(『東京大学医学部百年史』に基づく)、日本外科学会「日本外科学会の足跡」、平尾真知子「エディンバラ王立救貧院病院とアグネス・ベッチ」(『日本医史学雑誌』第36巻第3号、1990年)、『昭憲皇太后 附女四書』、村上信彦『近代史のおんな』、『「大関和」を通して見た日本の近代看護』、別冊太陽『大関和』、MSムック『大関和と鈴木雅の人生』、青山誠『大関 和 看護に人生を捧げた日本のナイチンゲール』(角川文庫)、『人事興信録』第8版(昭和3年)、国立国会図書館レファレンス協同データベース(正岡子規の手術に関する事例。『子規全集』書簡・略年譜に基づく)、子規庵「正岡子規について」、大垣市公式サイト「郷土の偉人 佐藤三吉」、NHK「風、薫る」公式サイトおよび各話あらすじ
ライター
1973年長野県生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経てフリーライターに。ドラマコラム執筆や著名人インタビュー多数。エンタメ、医療、教育の取材も。著書に『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)など
