生い立ちも性格も異なる2人のヒロイン、一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)が日本で初めて正規に訓練された看護婦“トレインドナース”となり、ぶつかり合いながら共に成長していく姿を描き出すNHK朝ドラ『風、薫る』。
まもなく放送も折り返しとなる中、第12週にある人物が久しぶりに再登場した。りんが栃木県那須地域に住んでいた頃の幼なじみ、竹内虎太郎(小林虎之介)だ。
出番は少ないのに…「虎太郎推し」が後を絶たないワケ
足軽から農家に転じた貧しい家の長男で、いつも質素な着物を身につけていた虎太郎。しかし、第12週の予告にはスーツにハットという洋装姿で登場し、SNSは「こ、こ、こ、虎太郎!?!?」「スーツ姿かっこよすぎ」「すごい立派になってる…!」「りんを迎えに来たのかな~」と大盛り上がり。X(旧Twitter)では、演じる小林の名前が一時トレンド入りしており、その人気を物語っていた。
りんの父・信右衛門(北村一輝)は那須地域にあった小藩の元家老。明治維新前に家老職を辞して農家になったものの、りんと虎太郎には身分差がある。それでも互いを想い合っていた2人だが、信右衛門がコレラで亡くなったことでより一層家が貧しくなったりんは裕福な商家へ嫁ぐことに。しかし、旦那が酒呑みでろくでなしだったため、りんは娘とともに虎太郎の手助けで東京に逃げ、2人はいよいよ離れ離れとなった。
そんな中、りんが東京で出会う2人目の恋の相手として登場したのが、“シマケン”こと島田健次郎(佐野晶哉)だ。小説家志望の一風変わった青年だが、博識で思慮深く、りんの良き相談相手となっていく。子どもを育てながら看護婦を目指すりんは今はまだ恋愛どころではなさそうだが、少なくとも島田は彼女に好意を抱いており、2人の仲は着実に深まっている。
一方で、視聴者からは「虎太郎に報われてほしい」「シマケンもいいけど、私は虎太郎が好き」という声も。第4週以降、登場していないにもかかわらず、虎太郎を推す声が後を絶たないのは、演じる小林が短い時間の中でも応援したくなるようなキャラクターをしっかり作り上げていたからに他ならない。



