影山さんや井桁さん、玉井さんのスタイルにも見られるように、ユニフォームとフェミニンなアイテムの組み合わせは、ブロークコアのひとつの進化形として注目されている。
「ブロークコアがさらに進化した『ブロケットコア』というトレンドも出てきています。バレエシューズと合わせたり、チュチュのようなロマンティックなスカートとサッカーユニフォームを組み合わせたり。相反するものを混ぜることで、その人らしさが出せる。それがユニフォームコーデの面白さだと思います」
「ちょうどいいバランスになる」“へそ出しユニフォーム姿”が流行る理由とは?
また、ユニフォームを縛って短丈に変え、おへそやお腹が見えるようなクロップドスタイルをSNSで披露するインフルエンサーも多かったが、それにも理由があるという。
「今、ボリュームのあるボトムスがトレンドです。バレルレッグやワイドパンツなど、太めのパンツが人気の中、上もボリュームがあるとバランスが崩れてしまう。コンパクトでお腹が出るくらいのものと合わせると、ちょうどいいバランスになる。それがクロップドスタイルが流行っている理由のひとつです」
かつてこのクロップドスタイルを披露して話題になったのが、ガールズバンド「PARADOXX」のドラム・SHONOさんだ。カタールW杯の日本対ドイツ戦でFIFAの国際映像に映り込み、“へそ出しユニフォーム姿”が大バズり。一躍「FIFA公認美女」として時の人となった。
サッカーユニフォーム今後、ファッションとして定着していくのか?
最後に、宮田氏はブロークコアの今後についてこう話す。
「5年以上続いているトレンドで、まだマスには完全に浸透していません。ワールドカップが終わってもサッカーはなくならないし、ユニフォームの持つ機能性やデザインの魅力は変わらない。着心地が良くて涼しくて、洗っても大丈夫で、デザインがおしゃれ。これほどメリットが多ければ、定着していくのは自然なことだと思います」
海外ではすでに、セレブたちがこのスタイルを先導している。ベラ・ハディッド、ヘイリー・ビーバー、リアーナなどがユニフォームルックを取り入れて、注目を集めている。
「ブランド側がユニフォームブランドとコラボしておしゃれな服を出す可能性も高いし、古着屋さんでヴィンテージのユニフォームを手持ちの服にミックスするという流れも出てくると思います。今は若い世代が中心ですが、徐々に大人世代にも広がっていくはずです」
着心地という実用性と、華やかさというおしゃれ。ワールドカップという祭典を超え、ユニフォームはいよいよ、日本人の日常に溶け込もうとしている。
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