《私が2010年に法人所得税法違反で受刑し、“脱税王”とネットに出て来るからだそうです。》《別の会社名ではなく「“小山操”を一文字でいいから変えてほしい」と言われました。》(25年9月25日消印)

 一体どういうことなのか。この件についてカトウにも聞いた。

「それは俺も当時、小山さんから聞いていた。積水との取引で小山さんの名前でサインする場面はないが、積水は名刺を重宝する文化が根強く、ネットなどで前科が出てくる相手と取引すること自体をよしとしないからって偽名の名刺を作って渡し直してほしいと言われたと。今では『無罪だ冤罪だ』と嘘ばっかり言ってる小山さんだけど、当時、俺らの仕事上ではあまり嘘をつかれた覚えはないですね」

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 これまでの報道でも「小山操は小山武という偽名を名乗っていた」などの記述はあるが、それが積水ハウス側からの依頼だったという証言は、あまりに謎めいている。

「さすがに積水を騙せないだろ」

 積水ハウスとの商談後、カミンスカスと長谷川はカトウと運転手の岡田が待ち受ける車に合流した。

「なんか話が先に進みそうです」と長谷川から報告を受けたが、カトウはまだ疑心暗鬼だったという。

「俺はまだ『さすがに積水を騙せないだろ』って気持ちでいたし、騙した後どうなるかなんて想像もしてなかった。現実味がなかったし、後先なんて考えてなかった」

 そう感じるのも無理はないのかもしれない。Aや積水ハウスと話が進む中、翌4月21日には積水ハウス以外の商談相手と土地を担保にした融資の商談をしているからだ。

 カトウの検面調書にはこうある。