昭和改元から満州事変、日中戦争、太平洋戦争、敗戦と大日本帝国の終焉にいたるまでの歴史を、450点以上の貴重な白黒写真を最新のAI技術を活用してカラー化した写真で振り返る『AIとカラーでよみがえる戦争の昭和史』(宝島社)。

「戦争の時代」を再び迎えている今だからこそ、日本を戦争へ進ませた「時代の空気」と、戦争が日本に与えた多大なる影響について考えたい。

 ここでは本書より、日本が敗戦に向かっていく過程を捉えた写真10枚を特別にセレクトし、一部キャプションを再構成して掲載する。(全2回の2回目/最初から読む

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ガダルカナル島で捕虜となった日本兵

 

 日米開戦の皮切りとなった昭和16年(1941)12月の真珠湾攻撃では、予定を上回る戦果を挙げた日本軍だったが、昭和17年(1942)年6月のミッドウェー海戦では壊滅的な敗北を喫した。同年8月、ガダルカナル島に米海軍が上陸、日本側が建設中だった飛行場を占領する。写真は捕虜となった日本兵。ミッドウェー海戦の敗北で制海権を失った日本軍は補給が続かず、多くの日本兵が餓死したことから「餓島」と呼ばれた。

やせ細った日本人捕虜

 

 ガダルカナル島と同様にニューギニア戦線においても補給が続かず、日本軍将兵は飢餓に苦しんだ。写真は、やせ細りながらも毅然とした態度をとる日本人捕虜。