マスク(仮面)を付けて活動し、SNSでたびたび“バズる”漫画家として知られているカメントツさん。『こぐまのケーキ屋さん』『カメントツの漫画ならず道』『こわいやさん』などの漫画がネットを中心に大きな話題を呼んだ。
子どもの頃は教育熱心な家庭で育ったカメントツさんだが、その裏では両親から“暴力”を振るわれ、大きなケガをしたこともあったという。いったいどんな家庭で育ち、どのような暴力を受けていたのか。カメントツさんに話を聞いた。(全4回の1回目/2回目につづく)
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体が大きくてゴツいのでずっと怖かった九州男児の父
――カメントツさんは今、おいくつでしょうか。また、出身はどちらですか。
カメントツさん(以下、カメントツ) 1986年生まれで、今年40歳になります。愛知県の刈谷市出身です。
――生まれ育った家庭はどんな環境でしたか?
カメントツ 父、母、僕、4歳下の妹、10歳下の弟の、5人家族です。父親はまったく家事をしないタイプと言いますか、仕事に情熱を注ぐタイプだったので、朝の7時には家を出て、夜は8時か9時くらいに帰ってくるような生活をしていました。
父は家にいる時、基本的にテレビばかり見ていたように思います。子どもの頃に遊んでもらった記憶もあるんですけど、僕より体が大きくてゴツいのでずっと怖かったですし、九州出身ということもあって、いまだにちょっと怖いですね。
「龍が如くシステム」体罰に物を使うタイプだった両親
――お母さんはどんな方ですか。
カメントツ 母は父のことがすごく好きなんです。父も母が好きで夫婦仲はとても良かったですし、ケンカも一度か二度くらいしか見たことがないんですが、父が亭主関白で、母はそれに付き従う人だったんですね。
だから母をこんこんと説教している姿をよく見ていたんですけど、そういう時、母はいつも泣いていました。
基本的に夫婦仲は良いのですが、僕ら子どもにはさほど興味がないというか、あまり一緒に話したり遊んだりした経験はないですね。
――ご両親とカメントツさんはどのような関係性でしたか。
カメントツ 両親共に、体罰に物を使うタイプだったので、すごく怖かったんですよね。父親は絶対グーか何かしらの棒で殴るんですけど、母はそのへんにあるあらゆるもので殴るので、個人的に「龍が如くシステム」と呼んでいます。

