マスク(仮面)を付けて活動し、SNSでたびたび“バズる”漫画家として知られているカメントツさん。『こぐまのケーキ屋さん』『カメントツの漫画ならず道』『こわいやさん』などの漫画がネットを中心に大きな話題を呼んだ。

 子どもの頃は教育熱心な家庭で育ち、両親から“暴力”を振るわれることもあったという。さらに、引っ越し先のアメリカでイジメられ、差別や偏見の目に晒されたことも。

 カメントツさんはアメリカでどんなイジメや差別を受けたのか。どのようにしてその環境を生き抜いたのか。話を聞いた。(全4回の2回目/3回目につづく)

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カメントツさん ©杉山秀樹/文藝春秋

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アメリカの男の子たちはグロくてキモいものが好き

――カメントツさんはお父さんのお仕事の都合で、小学2年生の初めからアメリカに引っ越したそうですね。ミシガン州では、どのような学校に通っていたのでしょうか。

カメントツさん(以下、カメントツ) 平日はアメリカの現地校に通って、土曜日は私立の日本人学校に通っていました。ミシガン州はすごく自然豊かなところだったので、たくさん自然と触れ合っていた記憶があります。

――日本との違いや、カルチャーギャップなどを感じましたか。

カメントツ アメリカの子どもが思春期に入った時に好きになるものが、日本と全然違うことに驚きました。

 日本の男の子たちって、ドラゴンだったりカッコいい剣だったりキラキラしたものだったり、そういうものを好きになりがちだと思うんですけど、アメリカの男の子たちはグロくてキモいものや、モンスター系を好きになっていくんですよ。

 ニキビのようなイボがたくさんついたモンスターが好きだったり、グジョグジョのスライムみたいなバケモノだったり、おもちゃに関しても、押すと脳みそがボーンと飛び出る人形だったりとか。もしかすると僕の周りだけかもしれませんけど、日本とは明確に違っていて面白かったですね。