――通知がくるようにでもしていたんですかね。普段はLINEでメッセージが来たりもするんですか?
碓氷 まったくなかったですね。帰りのバスに乗ったときに「乗りました」って送るルールがあり、それに「了解」とだけ返ってくる。毎日こればかりが続いていました。
――女子高生と母親のトーク画面として異様すぎますね。
碓氷 高校から家に帰ると母はすでにご飯を食べ終わっていて、私だけの15分の爆速夕食タイムが始まります。夕飯は、メインとして肉と魚が交互に出てきて、野菜の副菜もそろっている。おいしいし、栄養バランスは最高なんですけど、私が嫌いなネギを毎回味噌汁に入れてくる。それを全部15分で食べきらないと怒られるので夜も戦いです。
――家に帰ってきた途端にまた管理が始まっている。
碓氷 食べ終わったら、すぐ部屋に入って勉強開始です。この時間に母が入浴していて、19時40分頃に出てくるので、そこから20時までが私の入浴時間でした。
20分だとシャワーを浴びることはできても、ドライヤーをして着替えるとどうしても無理で5分くらいは過ぎてしまい、そのたびに母から嫌味を言われました。
母親に注意されたことを書いた「反省ノート」を毎日提出
――そこからはまた勉強ですか?
碓氷 はい。また勉強です。母は21時に寝るので、リビングへおやすみを言いに行きます。そのときに、「反省ノート」の提出が毎日ありました。
――「反省ノート」?
碓氷 「今日は時間を守れなかった。時計を見て行動します」みたいな感じで、その日に母から注意されたことを書き出して、それに対する改善点をまとめて提出するんです。あとはこのタイミングで、翌日の予定も報告していました。「17時まで部活動です」とか「体育祭なので、19時に帰ります」とか。
――時間まで報告。
碓氷 それが終わったらまた22時まで勉強で、夜更かしは厳禁で必ずその時間に寝ないといけませんでした。ただ21時に母親が寝てからは比較的自由だったので、懐中電灯を密輸して友達から借りた本を読んだり、オタクグッズを眺めてさぼったりもしていました。だから、「朝の5時から勉強」なんていっても、実際にはそこまでやってないんです。
