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どうすれば子供たちを助けられる?
だが、自分の人生をまだ大事なものだと思えていない少年に、その言葉はどこまで届くだろうか。
必要なのは、薬物の怖さを教えることだけではない。薬物を使わなくても、夜をやり過ごせる場所をつくることだと思う。
叱る大人ではなく、話を聞く大人。家庭でも学校でもない、もう1つの居場所。それがなければ、少年たちは夜の街に戻っていく。
沖縄の少年犯罪は、見えやすい暴走族の時代から、見えにくい薬物の時代へ移っているのかもしれない。
夜の公園。コンビニの駐車場。雑居ビルの一室。友人の家。
そこには、ガイドブックには載らない沖縄がある。青い海と白い砂浜だけを見ていると、この問題は見えない。だが、沖縄の子どもたちの一部は、自分でも何を吸っているのかわからないまま、体を壊し、人生を削っている。
沖縄の本当に怖いところは、幽霊が出る場所だけではない。大人たちが気づかないうちに、子どもたちが静かに壊れていく場所にも、沖縄の怖さはある。