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「コイツやっちゃっていいんでしょ?」
長井 なんにもないですよ。僕が新生UWFの寮に入った日、シュートボクシング時代から顔見知りだった宮戸(優光)さんに道場まで連れて行ってもらったんです。そしたらある先輩がいて、「今度入門させていただく長井です。よろしくお願いします!」って言ったらひと言、「宮戸さん、コイツやっちゃっていいんでしょ?」って言われましたから。
──「いいんだね、やっちゃって」と(笑)。
長井 それが僕の道場での最初の出来事ですよ。あの瞬間、「ああ、俺には地獄が待ってるんだな……」って思いましたね。実際、先輩にはホントにイジメられましたよ。スパーリングの最中、「背がデカいからって、会社から期待されやがって」って言いながらガンガン殴られたり。
──そういう妬みでやられるわけですか。
長井 新弟子は背がデカいっていうだけでイジメられるんですよ。結局、残ってデビューしたら、小さい先輩より上に行くじゃないですか。だから体格に恵まれてる新弟子ほど辞めてるんですよ。
◆◆◆
「アゴが割れたのでプレートを入れてボルトで固定して、アゴが開かないようにワイヤーで歯を止めることになったので、骨がくっつくまで食事はすべて流動食ですよ」
「新弟子イジメ」を“しなかったレスラー・したレスラー”とは……。
