上田美由紀が死刑直前に残した「最後の肉声」

――事件のことを考えることは?

 面会室。何度も同じ問いをしたが、いつも淡々とこう繰り返した。

「それは……、答えてはいけないと弁護士さんから言われていますので。それに私は、(事件のことが)よくわかっていないんです」

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――では、日々何を考えているのか?

「いまは、一日をどう過ごしていこうか、と。判決までの一日が終わるのが凄く早いんですね。一日が、24時間よりもうちょっと長く欲しいなって思います。最終弁論から判決までもう少し長く時間が貰えると思っていたので。みなさんが2か月のところ、私の場合は1か月を切っていましたので。私の中で、1分が1秒に感じられるほど、時が過ぎるのが早いんです」

 判決期日が早まったのは、なぜか。最高裁判決には、時の政権の意向が影響するといわれている。有名事件の犯人に対してスピーディに判決を下すことが、支持層へのアピールになると考えられている。つまり安倍政権の空気が反映されたことになる。

――そのなかで、いまは何をしたい、何を考えている?