「東京に支援者がいるんです」
「東京に新しい『父親(支援者)』がいるんです。その方をはじめとして、お手紙をくださる支援者の方々にお返事や絵をかかせてもらえることで、時間を忘れさせてもらっています」
――絵とは。
「動物が好きだったので、生き物や花のイラストですね。一人ひとりに返事を書くことで生きている実感が得られて、まだ自分を見失わないでいられています。だから、消費税が上がるのは困るんですよ。葉書きが値上がりしますから……」
この上田美由紀に、首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗死刑囚、和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚を加えて、「平成の3大悪女」と報じられることもある。
「東の毒婦」と呼ばれた木嶋佳苗は、婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけて殺害した容疑で、上田美由紀の4日後に逮捕された。直接証拠はないものの、練炭や睡眠薬の入手履歴などの状況証拠があった。木嶋佳苗は裁判で一貫して無罪を主張したが、2017年5月、死刑が確定した。
地域の夏祭りで出されたカレーを食べた住民4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になった凶悪事件が起きたのは、1998年7月のことだ。近くに住む林真須美が殺人などの罪に問われ逮捕、起訴された。2009年、死刑は確定。林真須美は一貫して無罪を主張していたが、カレー鍋に混入されたものと同じ特徴のヒ素が自宅などから見つかったこと、頭髪から高濃度のヒ素が検出されたこと、そのヒ素を林真須美のみがカレー鍋に混入できる状況にあったことが有罪認定の根拠とされた。
同年、和歌山地裁に再審請求を申し立てたが、棄却。林真須美はその後も再審請求申し立てをしている。