――役者としての再出発は、順調に進みましたか?

大島 全然進まなかったです。バラエティの経歴を役者の世界では全く見てくれなくて、「あ、お笑いの人ね。で、役者としてはどうなの?」という感じで。「こんなにも違う世界なんだ」と思い知りました。仕事もまったく入らなくて。

 生活していかなきゃならないですから、知り合いの業界系のバーでバーテンをやったり、左官をやったり、内装工事でインパクトドライバーをパシュパシュやったり。

ADVERTISEMENT

 そうこうしていたら、父親が脳腫瘍になってしまって。恵比寿に住んでいたんですけど、それもあって横浜の実家に戻りました。実家からバーの仕事に通えたので家賃はかからなかったですけど、父親の病気があったので大変ではありましたね。

――2006年、恵比寿にちりとり鍋の店「ちりとり鍋 大島」をオープンして注目を集めましたよね。

2006年にオープンした「ちりとり鍋大島」

大島 その前に劇団を作る話があったんですけど、みんなの思惑が違ってしまって、劇団の話はなくなっちゃって。それが原因で、人をたくさん使って何かやるのに疲れちゃったんですよ。だったらお酒も好きだし、自分のお店をやろうと。

 知り合いにちりとり鍋の店に連れて行かれたら、鍋の形も違うし、かなり新鮮で。当時は関東に専門店がなかったので、「これ関東でやったら面白いかも」と考えたんです。

結婚相手は「三菱財閥の創業者の妹の系統で、日銀初代総裁の玄孫」

――当時交際していた元奥様も協力してくれたそうですね。で、元奥様はとんでもない家系だったと。

やんごとない家柄だった元奥様との結婚式

大島 元奥様は、三菱財閥の創業者の妹の系統で、日銀初代総裁の玄孫という、やんごとなき家柄の方で。タレントをやっていた子で、居酒屋で出会って。僕がバイトしていたバーに彼女もバイトで入ったりして仲良くなって、フリマで一緒に出店したり。で、彼女と付き合ってから、お店を始めて、2008年に結婚しました。

――やんごとなきぶりに驚いたのでは。

大島 そうですね。でも本人はお酒好きで普通の子でした。明治維新を起こした家系なので荒くれ者系なんだなと納得しましたこともありましたけど(笑)。家柄とかそれに驚いたよりも、「面白いキャラだな」と受け入れました。