憧れとするプロ棋士、及びプロとしての目標は?
――渡邊さんにお尋ねします。三段リーグ1期抜けの感想は?
渡邊 柏の道場(柏将棋センター)にお世話になっていますが、道場の先輩である三枚堂さん(達也七段)が1期抜けなので、柏の方に1期抜けしてくれと言われていました。それがかなったのはうれしいですね。
――國井さんにお尋ねします。前期リーグでは惜しくも昇段を逃されましたが、その時と比較されていかがですか。
國井 前期に昇段を逃した時は、「俺がここで会見するんだ」と叫んでいたはずなんですけど、そういう経験をして心が強くなったと思います。今日も1局目を負けましたが、2局目を勝てたのは半年前と違うのかなと。
――昇段の報告はどなたにされましたか。
渡邊 両親に電話したら、お祝いの言葉をもらったあと、「すぐに柏に連絡しなさい」と一瞬で切られました。そのあと柏の道場に連絡したらよろこんでもらえて、よかったです。
國井 家族にまず電話したら、家族3人がおおーと盛り上がって、うれしかったですね。師匠に連絡すると「よかったね、おめでとう」とそっけなかったです。これは師匠なりの気づかいだと思います。
――師匠からどのようなことを教わりましたか。
渡邊 師匠が師範を務める、柏の道場に初めて行ったのが小学1年の時でした。それから奨励会入りまでは駒落ちで直接教わっていました。奨励会入会後は例会ごとに成績を報告して、言葉をかけてもらい。心の支えになりました。
國井 自分が研修会員の頃から教わっていました。当時の師匠はタイトルホルダーで、実にありがたく、勉強になりました。最近、師匠と会話をする機会が増えたのがうれしく、自分も大人になったんだなと思います。
――憧れとするプロ棋士、及びプロとしての目標を教えてください。
渡邊 目標の棋士は特にないというのが正直なところです。プロとしての目標は、タイトルに挑戦できるような棋士になることです。
國井 高校生棋士になったからにはタイトルを3つも4つも獲っていかなければと思います。新しい風を吹かせたいですね。去年の王位戦第6局で記録係を務めた時、タイトル戦の裏側を知り、いろいろな方にお世話になっているな、と。自分は将棋を指して盛り上げなくてはいけないと思いました。将棋大賞と新人賞を総なめにしたいし、出来ると思っています(一同どよめき)。
目標の棋士は、盤上では新しい風を吹かせたいのでいません。盤外では師匠のような解説のできる棋士になりたいと思います。




