クレカ登録が“とりあえず予約”を減らす

クレジットカード情報の登録が、無駄な仮予約を減らすフィルターとして機能しているというわけだ。

TableCheckはさらに独自サービスを開拓している。2024年2月に始めた有料優先案内サービス「TableCheck FastPass」(ファストパス)の根底にあるのは、ダイナミックプライシングの考え方だ。

航空券やホテルは需要と供給で価格が変わるのに、飲食店は月曜の閑散期も金曜の満席日も同じ価格でサービスを提供している。

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「とある水族館の中にあるレストランは水槽脇のテーブルがとても人気なのですが、予約ができないので前日の夜から並ぶお客さんもいるとのこと。それほどニーズがあるものを無償で提供しているということに疑問を感じました。ファストパスなら1000円しか払いたくないという人は並んでもらえばいいし、2000円でも3000円払ってでも時間を節約したいという人がいるなら、その人から追加の収益を上げられます」

赤字が拡大している理由は…

ファストパスの予約手数料は、店側が任意に金額を設定できる。この手数料は、無断キャンセルの場合も店に支払われる。現在、「FLIPPER'S渋谷店」や中華そば「銀座 八五」などの人気店が導入している。

攻めの姿勢を見せるTableCheckだが、官報の決算公告によれば、2026年2月期(直近期、第15期)の当期純損失は約2億1447万円。2023年2月期(第12期)の約2734万円から、赤字幅はむしろ拡大している。

赤字の理由を尋ねると、谷口氏は「優しすぎるからです」と即答。「あとは先行投資している、というのもありますね。システム構築もそうですし、サポートの増員も行っています」と続けた。今後も成長投資を継続しながら、早期の黒字化を目指している。

送客手数料なしの「マーケットプレイス」

今後について谷口氏に尋ねた。谷口氏はお店と客がダイレクトに繋がる仕組みとして「マーケットプレイス」を強化していくと語る。