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これは冷たいようだが、運送業界の仕組み上、避けようのない現実だ。厄介なのは、この上限があること自体を、送る側も受け取る側もほとんど知らないという点だ。知らないまま「一点もの」を普通に送り、壊れて初めてこのルールにぶつかり、余計に怒りが増幅する。だからこそ、本当にかけがえのない品を送るときは、専用の保険や別便での手配を検討してほしいというのが、現場から伝えたい切実な願いである。
監視され支配される宅配ドライバー
置き配の位置に関するクレームも増えている。指定された場所に置いたつもりでも、「玄関の右側って言ったのに左側に置かれてた」というような、数十センチメートルのズレへの苦情だ。実際に現場を見てみると、右も左もほとんど変わらない、同じ玄関先の話だったりする。それでも、その数十センチメートルが許せない人がいる。
もっと極端なケースもあった。インターホンを押す音量に対するクレームだ。「インターホンの押し方が乱暴だった、もっと優しく押してほしい」という内容だ。正直インターホンは押すか押さないかの2択で、優しさの加減など存在しないはずなのだが、それでもクレームとして成立してしまう。