子供連れの家族や外国人観光客で賑わう東京・池袋の複合商業施設サンシャインシティ。3月26日午後7時20分頃、“夢の職場”だった「ポケモンセンターメガトウキョー」で働く春川萌衣さん(21)が、ストーカー化した元交際相手の広川大起容疑者(26)に刺され、命を落とした。広川もその場で自らの首を刺して死亡した。

「レジカウンターで接客しているところを襲われた春川さんは、首を中心に10数か所を刺されていた。店内の防犯カメラには、広川が手にした刃物で、意識を失うまで自分と春川さんを交互に刺し続ける様子が捉えられていた」(捜査関係者)

 東京から南西に約1500キロ。首都圏で生まれた広川は、両親の離婚を機に、小学校から高校卒業後までを沖縄本島で過ごした。「週刊文春」は、広川の小学校と中学校の卒業アルバムを入手。そこには、身勝手で凄惨な事件のイメージとはほど遠い、無垢な笑みを浮かべる少年の姿があった。

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事件の現場となった池袋サンシャインシティ ©時事通信社

陸上の朝練にも休まずに参加

 小、中学校時代の同級生の保護者が語る。 

「大起くんは小学生の時に、お母さんと弟と一緒に沖縄に引っ越してきました。カッコいい子だったんですよ。小学校時代から水泳を頑張っていて、『ザ・スポーツマン』といったタイプ。泳ぐのが速い同級生がいて、2人揃ってよく表彰されていました」

 小学校低学年の頃からスイミングスクールに通っていた広川は、地元水泳大会の上位入賞の常連で、中学でも水泳部に所属。中3の時に出場した水泳の県秋季選手県大会では、男子800メートルリレーの県中学新記録を出して優勝したメンバーの1人だった。

「大起くんは足も速くて、体力テストなどで選抜メンバーを決める地区の陸上大会にも毎回出場していました。水泳だけでなく、足も速いんだなあと。選抜メンバーは夏休み前後に半ば強制的に朝練をやらされるのですが、大起くんは水泳部の活動もしながら、陸上の朝練にも休まずに参加していました」(同前)