売れる前に不安はなかったかと『ボクらの時代』(フジテレビ)で尋ねられたANZEN漫才・みやぞんは「僕、不安ないんですよ」と即答して続けた。
「30歳で売れるって思ってたし。(20代の頃は)今、頑張ったって無理だよ。30歳からだって。絶対売れるとしか思ってなかったですね。テレビに出てない自分が想像できなかった」
驚くほど、ポジティブ。そんなみやぞんを「講師」として招いた番組が『芸人先生』(Eテレ)だ。毎回、一組の芸人を招き、様々な会社で自らの芸人人生の中から得た処世術や思考法などを講義していく番組。ANZEN漫才の2人は大手観光バス会社に招かれ、バスガイドや整備士などの若手から中堅社員を前に「愛され社員になる超プラス思考」講座を行った。
冒頭でみやぞんは「賛否両論あると思いますけど、だいたい飲み込んでいただければ。雰囲気ものですから、我々」と保険をかけるが、営業コンサルタントの先生が「みんなやったほうがいい」「とても頭のいい人のコミュニケーションスキル」と絶賛するものだった。
まずみやぞんは、社員の悩みを聞き、それに答えていく。最初の悩みは、仕事で失敗したときに落ち込んでしまうが、どうしたら明るくなれるか、というもの。それに対してみやぞんは一言で返す。