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「お笑いにのめり込んでない」かまいたち山内が千鳥に「追いつきたい」と思った“事件”

「いちばん素が出る」ラジオロケ前インタビュー #3

2019/05/31
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――ネタづくりはどうされてたんですか?

濱家 NSCではネタも書きましたけど、ほんまメッチャおもんなかったですね。よく見るようなボケとツッコミみたいなネタしかしてなかった。

 

山内 僕もそれまで舞台なんか一回も見たことなかった。なので、授業で教わった感じで作ってた。

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――それでいきなり新人賞。

山内 そうですね。2年ぐらいだったので、結構早いほうでした。

濱家 お笑いやり始めてから、「面白いで、あれ」とか言われて見るようになったりとかはありますけど、自分でそんな知らなかったですね。

――今、ネタはどのように作ってるんですか?

濱家 山内が基本となるベースを持ってきてくれて、それを二人でっていう感じですね。

――何かを参考にしたり、誰かにアドバイスをもらったりすることはありますか?

濱家 ネタについては……芸人同士でも結構デリケートな部分で、こうしたほうが絶対おもろなるなと思っていても、それを伝えるっていうのはなかなか。

キャラブームに乗れなかった「ドラを叩く中国人」ネタ

――今はこういうネタがウケるとか、気にするものですか?

山内 いや、それは全くないですね。『エンタの神様』で短い系、キャラ系のネタばっかりになった時に、僕らも中国人のドラを叩くネタをしてたんですけど、すぐ撤退しました。

濱家 あんなにキャラブームやったのに、一切乗れなかった(笑)。

山内 乗らなかったので撤退して、普通のネタをやっていたのが逆によかったなという感じですね。

 

濱家 ABCお笑いグランプリを取った時、中国人を盛り込んだ漫才とコントで優勝して。その後にすぐ『レッドカーペット』があって、その『レッドカーペット』でも一発目、なんかウケたんです。でも、その時に2人で「このキャラちょっともう、やめといたほうがええな」みたいなのは話していたんです。今、キャラだけで出てるのってあまりおもろないよな、みたいなのはちょっとありました。

山内 ずっとそれで出なあかんくなるのはな。

濱家 平場でもドラ持って中国語でしゃべるって、そんなんもうおもろいわけないし、というのは当時話していましたね。