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連載この鉄道がすごい

BGMは藤間仁作曲 尾道へ向かう「ラ・マル・しまなみ」はアートな観光列車だ

平凡な景色だけどカフェで楽しむ音楽がとてもいい!!

2019/06/02

genre : ライフ, , 娯楽

走るカフェでスイーツや地ビールを

 列車が走り出せば、景色が動くオシャレなカフェ、という趣だ。車内に飾られたアート作品も楽しいし、カウンター席の窓上の本棚は旅やデザイン、猫の写真集などが並ぶ。ブックエンドは自転車や猫をモチーフにしたアート作品だ。帆船や自転車の模型もある。調度品のひとつひとつを、ゆったりと眺める。車内販売は地ビール「独歩」や柚子リキュールのロック、岡山産のももを使ったネクターやサイダー、プリンなどがある。

 

 予約制の「旅するせとうちスイーツBOX(1,500円)」は新鮮なフルーツを載せた5種類のタルト。これとホットコーヒー(280円)で、とても贅沢なカフェタイムを楽しめる。列車に乗ったら駅弁を食べなきゃ死んじゃうという病をお持ちなら、「岡山ばら寿司 旅の小箱(1,200円)」が特効薬。これと瀬戸内茶(160円)で幸せになれる。

旅するせとうちスイーツBOX(1,500円)
 

 この列車は普通列車扱いの快速列車だから特急券は不要。岡山~尾道間の料金は乗車券が1,320円、グリーン券が980円で、合計2,300円だ。山陽新幹線の岡山~新尾道間は自由席で3,050円。30~40分で3,050円の新幹線の座席と、1時間半で2,300円のカフェ列車。どっちがいいかなんて悩むまでもない。1時間半も楽しめて料金も安い「ラ・マル・しまなみ」の勝ち。尾道へ行こうと思ったら「ラ・マル・しまなみ」を忘れないで。日曜日しか走らないから、尾道で泊まるなら、行きまたは帰りに是非乗ってみよう。