女性アイドルを応援する女性ファンの存在は、いまや広く認知されているが、男性アイドル好きの男性はまだまだマイノリティな存在だ。

二宮和也 ©文藝春秋

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 二宮和也がMCを務める『ニノさん』(日本テレビ)では、偏った趣味・嗜好を持った人たちを10人集め偏った世界の魅力を掘り下げていくという企画「二宮和也と10人の偏り人」が2週にわたって放送された。そこに集められた1組が「男性ジャニーズファン」たちだ。その中のひとりとして出演した日本テレビアナウンサーの青木源太によると、ライブに集まるファンの中で男性は1%に満たないという。彼は「ジャニーズは一大叙事詩。初めて東京ドームでライブをやった、初めて国立の舞台に立った、初めてドラマの主演を務めた、という一つひとつが自分たちの喜びでもあるし、ずっと見ていけるという幸せ」と熱っぽく語る。松本潤担当(ジャニーズファンの間では「推し」のことを「担当」と呼ぶ)のゴールデンボンバー・歌広場淳が松本とのいくつかの共通点を挙げ「運命」だと語ると、すかさず青木も「思い込み力っていうのは人生を楽しむ上では大事」と主張。担当に手を振られたり、ウインクをされれば、自分に対してしてくれたのだと思い込み、ガチで照れてしまうのも女性ファンとなんら変わりがない。