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「ダイアナは幼すぎる」なぜチャールズ皇太子はプリンセスを愛せなかったのか 挙式前“破局のシグナル”

2019/08/12
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「結婚できないかもしれない」 ダイアナが漏らした不安

◆7月27日
 チャールズ皇太子は昼過ぎに外出。カミラ夫人に「G」と「F」が絡み合ったブレスレットをこっそり手渡すためだ。

《ダイアナは家族と昼食をとった時に「結婚できないかもしれない」と不安を漏らしている。結婚式の1カ月前、チャールズ皇太子は友人に「まだダイアナを愛していないが、愛せるようになるだろう」と語っている》

1990年11月13日、明仁天皇の即位礼に参列した外国の賓客などを招いた「園遊会」 ©JMPA

 アン王女の長女ザラさんの洗礼式には代父母(結婚の証人)の1人としてカミラ夫人も出席していたためか、ダイアナは欠席した。

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 結婚式の最終リハーサルでダイアナはプレッシャーのあまり倒れた。ダイアナは「すべてのカメラの照明が向けられた。私は目を閉じて倒れた。あることのために」「カミラのことで頭がいっぱいだった。私は状況を受け入れるために大人になろうと必死だった。誰にも話すことはできなかった」と『ダイアナ妃の真実』などの中で告白している。

《その夜、バッキンガム宮殿で開かれた晩餐会でチャールズ皇太子がダイアナと踊ったのは1回きり。あとはダンスホールでカミラ夫人と一緒に過ごした。ダイアナはほとんど知らない人と話して時間を潰した。涙をこぼすダイアナを2人が目撃している》

1990年11月12日、「饗宴の儀」 ©JMPA