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「ダイアナは幼すぎる」なぜチャールズ皇太子はプリンセスを愛せなかったのか 挙式前“破局のシグナル”

2019/08/12
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ダイアナとチャールズ「共通するものが何もない」

◆7月28日
《その夜、チャールズ皇太子も笑顔を見せず、窓の外を眺めた。目には涙を浮かべていた》

 ダイアナは、「結婚式の前夜は、とても冷静だったわ。すごく冷静だった。生贄として殺される羊になったような気持ちだったわ」と親しい友人に語ったという(『ダイアナ妃の真実』より)。

◆7月29日
 ダイアナは朝早く目を覚まし、結婚式当日を迎えた。

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1990年11月12日、「饗宴の儀」 ©JMPA

 番組で証言した前出のジャーナリスト、スワード氏によると、《チャールズ皇太子の周囲は「2人には共通するものが何もない。ダイアナは女子高生、チャールズ皇太子は大学教授のようだった。この結婚は悲劇に終わるだろう」と予感していた》。

英国がEUと断絶する恐れが膨らむ中で

 ロイヤル・ファミリーの好感度ナンバーワンは昨年の世論調査によると、王位継承順位6位のヘンリー王子で国内外合わせて65%。第1子アーチーちゃんを生んだメーガン妃は22%。2番人気がエリザベス女王の55%。継承順位2位のウィリアム王子は47%、キャサリン妃は45%。チャールズ皇太子は17%、カミラ夫人は5%と断トツの不人気ぶりだ。

7月6日、ヘンリー王子の第1子アーチーくんの洗礼式 ©ロイター/AFLO

 英国が「合意なき離脱」で欧州連合(EU)と断絶する恐れが膨らむ中、チャールズ皇太子とカミラ夫人がこれだけ不人気だと英連邦から離脱する国が出てこないとも限らない。ダイアナものはある程度、視聴率が稼げる定番だが、番組は英国を覆う暗雲を予感させた。

「ダイアナは幼すぎる」なぜチャールズ皇太子はプリンセスを愛せなかったのか 挙式前“破局のシグナル”

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