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「デザイナー渋井直人」の舞台裏、ぜんぶ話します――渋谷直角×光石研×岡山天音

2019/10/09
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光石さんの渋井直人的エピソード

——さっき楽屋で伺った、光石さんの渋井直人的エピソードをお話しいただきたいのですが。

光石 僕はソウルとかブラックミュージックが好きなんですけど、25歳くらいのとある女優さんが最近、ソウルのこういう曲が好きなんですとラインで貼り付けてくれたんです。それなら、こういう曲も好きなんじゃない? と、でも俺はラインの貼り付け方とかわからないから、アーティスト名と曲名を3つあげて、よかったら検索して聴いてみてね、と送ったんです。そうしたら、それから返信がぱったり来なくなって、いまだに来ない(笑)。どう思ったのか、すごく聞いてみたいですけどね。

 

懇願されて行ったイベントが ……

渋谷 光石さんは、渋井っぽい話が多いですよね。博多出身の方の飲み会のエピソードも前に聞きましたけど。

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光石 ああ(笑)。恵比寿にある、博多料理の居酒屋でスタッフと飲んでいたら、「光石さんですよね?」と声をかけられたんです。「こんど渋谷で、博多出身者が集まるイベントをやるので、ぜひ!ゲストで来てください!!」と懇願された。そこで、中学の同級生を誘って行ってみたら、それが、いわゆる街コンで (笑)。

会場 (大爆笑)。

 

光石 みんな、会社名や名前を書いたネームプレートをつけて名刺を配り合っていて、俺、もう、どうしよう……と、20分で帰りました。あれはまいったなあ。

渋谷 それを聞いたとき、「すげえな、マジ渋井じゃん」と思いました(笑)。