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「偏差値35から東大を目指すには?」 最初にやるべき“3つのポイント”

現役東大生・西岡壱誠がすべての受験生に伝えたい勉強法

2020/03/30
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英語は「単語力」でカバーできる

 英語は、とにもかくにも「単語力」がものを言う科目です。ぶっちゃけたことを言ってしまえば、英単語さえ理解していれば、英語の文章は大体何となく理解できてしまったりします。東大入試の英語にかぎらず、「読めない!」と感じるのであれば、それは文法の欠如ではなく、ただの英単語知識の欠如なのです。もちろん、文法や構文の理解ができるようにならないといけないタイミングはありますが、それは一旦二の次にしてもいいかもしれません。全く知らない言語のラジオを10日間聴き続けていても、何にも身につかないように知っている単語がほとんどなければどうにもなりません。

 ちなみに、英語の「単語力」にもさっきの国語の勉強法が応用できます。今、書店では『語源図鑑』がよく売れているようですが、あの本は英単語を分解して、個々のパーツの意味を熟知することで語彙力が上がるという仕組みになっています。

©iStock.com

 この考えを使えば、たとえば「ユニーク」というのは「unique」という英語ですが、これは「uni」という言葉が含まれています。この「uni」は「1」という意味です。だからユニークは「唯一の」という意味になります。これを理解すれば、他にも「uni」が含まれている英単語を理解することができるようになります。ユニフォームは「みんなが1つの服として着ているもの」だし「ユニット」は「2つのものが1つになっている」ということです。

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 いかがでしょうか。僕が偏差値35の時にはまず、この3つの力を身につけるところから始めました。受験生に対してもこの方法をオススメしており、一定の効果が出てきていますので、気に入った方はぜひ実践してみてください!

 そして最後に豆知識ですが、「自分の勉強時間を正確に知る」ということも成績アップの重要な要因です。周囲の東大生に聞くと、塾や学校の時間を入れずに週30時間程度、集中して勉強できていたという生徒が多い印象です。ただ机に向かっている時間を勉強時間とするのではなく、たとえばストップウォッチを使ったり、スマホの学習アプリを使うことで客観的に勉強時間を測ることができます。

 参考にしてみてください!

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