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2020/04/12

 5月27日の宮中晩餐会。隣に座るトランプ大統領と和やかに談笑された雅子さまは、さらに食後の別室で歓談する「後席」にもご出席された。これは実に、療養に入られる直前の03年10月以来のことだった。

 日本の各メディアは、こうした雅子さまのホストぶりを絶賛した。米国のCNNも〈天皇陛下は英語を交え、皇后陛下は通訳なしで英語を話されたという15分間の懇談は、とても和やかなものだった〉と紹介。ニューヨークタイムズ紙も〈トランプ大統領訪日で、皇后雅子がスポットライトを浴びる〉と報じた。

沿道から“雅子さまコール”

 それまでの国内メディアは、療養中で公務を休みがちな雅子さまを批判し続けてきただけに、一転した称賛ぶりには宮内庁ですら戸惑っていた。雅子さまご自身も、ご病気の治療に障るため、これまで批判的な記事を目にすることはなかったというが、連日の報道で内容を知ることとなった。

「皇太子妃時代からまったく同じように海外の要人をもてなされてきたが、皇后になった途端に180度違う報道になった。雅子さまは、驚かれたというよりも安堵されたのでは。評価を気になさることよりも、ご自分ができるお務めを全力で続けられることだけを考えられていたのではないでしょうか」(宮内庁関係者)

即位を祝う一般参賀で手を振られる天皇陛下

 6月1日には、さらに勇気づけられる出来事が。即位後初めてとなる四大行幸啓のひとつ「第70回全国植樹祭」にご臨席のため、名古屋駅に到着された際、沿道の多くの人たちから“雅子さまコール”が送られたのだ。気温27度の暑さに熱気が加わる中、みんなスマートフォンを片手に雅子さまを一目見ようと、すし詰め状態になっていた。

 歓喜溢れる人々の中には、中高年層だけでなく、若い女性たちや男性、幼い子どもを抱いた母親もいた。静岡から駆け付けたという20代の女性はこう語った。

「母がもともと雅子さまファンでしたが、トランプ大統領夫妻を接待する様子をニュースで観ていたら、私の方がファンになりました。母にとっては、キャリア女性が陛下に見初められて皇室入りするというシンデレラストーリーだったようです。でも、私にとっては、ご病気だというだけであんなに批判されていた雅子さまが復活して頑張っている姿に、勇気をもらえるんです。だから応援して、少しでも元気になっていただきたいと思っています」