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屋敷 なんか「やばい、やばい、これはやばいぞ」という流れになってましたよね。「これ、松本さんがひどいこと言うときの空気やん」と(笑)。

 

――そんないつもひどいこと言ってましたっけ?

屋敷 たまにあるんですよ。2017年はトップバッターのゆにばーすのときに「お客さんがよすぎるのかな」とか。ウケてるのに、わざわざ言う? みたいな。2番目のカミナリは、やりにくかったと思いますよ。

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――なるほど。

屋敷 なぜかトップにきついんですよ。2018年もトップ出番の見取り図に「そこまでウケてなかったかな」と。ネガティブなことを言うとき、松本さんって、気配でわかるんです。僕らのときも渋い表情で「なんかねぇ……」みたいな入りやったんで「わっ、言われる」と。そうしたら「ツッコミが僕の好みじゃない」。うわ、俺ひとりの責任やないかい、と。そんで思わず「最悪や!」が出ちゃったんです。

嶋佐 まあまあ、それが審査員の仕事ですから(笑)。

「82点しか覚えてないですよ」

――得点発表のときは、1人目の巨人師匠が87点で、2人目の塙さんが91点と、決して悪くなかった。

屋敷 いや、もう82しか覚えてないですよ。

――6番目の松本さんの82点でグサッときたわけですね。松本さんだけ、ひと際、低かったですもんね。

嶋佐 僕、松本さんのこと大好きなんで。ダウンタウンさんを見て、この世界に入って、初めて番組で一緒になれたのに、こういう形になって……。フツーに悲しかったですね。呆然としちゃいました。

 

屋敷 僕も相方がめっちゃが好きなん知っとったから「(得点見て)うわ、かわいそう」……と。そうしたら、松本さんの矛先が僕に向かってきたんで。いやいや、俺の方がかわいそうやん、と。

――屋敷さんが「最悪や!」と言ったとき、舞台裏の芸人たちは爆笑していたそうですが、その後、放映されたドキュメンタリー『M-1アナザーストーリー』を観ると、みなさんのすごいピリついた様子が映し出されていて……。

屋敷 あれは絶対、編集してます。そんなわけないやん。芸人やったら、絶対、笑いますもん、あそこで。

嶋佐 いろんな方に「ようやった」と褒められましたから。あの編集は、やめて欲しいですね。導入部分で緊張感を持たせたかったのかもしれませんが。

屋敷 言うたな、ABC(朝日放送テレビ)の悪口(笑)。これから先、また、世話になるかもしらんのに。

嶋佐 いや、あの編集はえぐい(笑)。

「今田さんが笑いにしてくれるやろう」

――嶋佐さんは、屋敷さんが「最悪や!」と言った後、一瞬、間があって、一緒に不貞腐れるという方向へ舵を切りました。私は相方として「まあまあ」となだめるかと思ったのですが、あそこはいろいろ考えたのですか。