【ポイント4】国語は採点しやすいセンター試験を有効活用
国語は現代文、古文、漢文とありますが、とくに古文は単語を覚えないといけません。私のお薦めは『マドンナ古文』(学研プラス)です。載っているイラストもかわいくて、ギャグも織り交ぜて解説されているので、楽しみながら覚えられます。ただ、うちの次男などは『古文単語ゴロゴ』(スタディカンパニー)を使っていました。ゴルゴ13を模したイラストが出てきて、語呂で単語を覚えていくので、苦にならずに覚えられたようです。
現代文はセンター試験の過去問を使うと良いでしょう。記述問題などは問題を解いても、採点の際に自分では正解なのか判断しづらいのです。その点、センター過去問は選択肢を選ぶだけなので、採点が簡単。センター過去問で正解できるようになれば、記述式でも自然と答えが書けるようになります。英語や理科、社会などもセンター試験の過去問を活用するのがお薦めです。
【ポイント5】世界史は教科書の順番を無視! 国ごとに覚えよう
我が家は、センター試験で上の子供2人が「現代社会」、下の2人が「世界史」を選択しました。途中で東大が「現代社会」では受けられなくなったので、下の2人は「世界史」にしたんです。センター試験の世界史の問題はかなりレベルが高くて、最初は全然歯が立ちませんでした。教科書通りに順番に覚えようとしていたのですが、「2世紀の頃は~」と、時代で区切って書かれているので、世界中のあちらこちらの出来事をいっぺんに覚えなくてはならないので、大変なんです。
そこで、子供と相談して「これでは頭の中がまとまらないよね」ということになり、国を特定することにしたんです。まずはイギリスに限定して、教科書の中のイギリスの部分だけをひたすら覚えていくんです。「マグナカルタの制定」や「清教徒革命」、「ヴィクトリア女王の即位」、「第二次世界大戦」など、とにかくイギリスに関わる部分だけを時系列で覚える。現代まできたら、次はフランスとか、ドイツとか、国を変えていって、ヨーロッパ全域を制覇しまう。「ヨーロッパの次はどこにしようか……」と子供と考えたのですが、中国は漢字の固有名詞が難しいので、一旦中国は置いておいて、次はインドにしました(笑)。その後、地中海沿岸のアフリカ、エジプトとやっていきました。横軸ではなく、地域ごとに縦軸で進めていったわけですね。何も教科書を真面目に1ページから順番にやる必要はないんです。